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気って何?
「気って何?」と聞かれた時、私はよく「死んだ人間の体に気は流れていると思いますか?」
と、逆にたずねます。するとほとんどの方から「流れていないと思う」という答えが返ってきます。
ということは、「生きている人間の体には気が流れている」と誰もがその体の奥底で
感じて、知っているんだと思います。
ただ現代の私たちは、目に見えないものには実態がないと考え、目に見えるものだけに
動かされるようになってしまいがちだから、気を感じる力もどんどんなくなってきているのではないでしょうか。
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気の働きって?
東洋医学では気には様々な働きがあると考えています。
気は体に栄養を送り、温め、外界から体を守り、新陳代謝を活発にします。
だから、体の中に気が満ちていると元気になり、病気になりにくく、体温も維持され、体がよく動くのです。
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気は何から作られるの?
人間が生まれる時に両親から受け継いだ先天の気(生まれ持っての気)、自然界から取り入れる気(呼吸)、
そして飲食物より取り入れた栄養から得る気があり、それらで生きていくのに必要な気を体内で作り続けます。
だから呼吸と飲食物はとっても大切なのです。
呼吸を意識しましょう。深呼吸に腹式呼吸、森林浴もよいです。
食事には気をつけ、栄養摂取はまんべんなく、ゆっくりかんで、腹八分目がよいです。
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