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「副鼻腔炎/蓄膿症 症例:6」 |
36歳 女性 主婦 |
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【主症状】:副鼻腔炎(蓄膿症)
慢性副鼻腔炎、右が左よりひどい。病院に行っても治らない、薬を飲んでも治らない。
【随伴症状】:不眠、頭痛、顎関節症、首、肩のこり、胃痛、頻尿。 足のむくみ、冷え。
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汗がほとんど出ず、頭と顔からだけいっぱい出る。下半身は冷たく、頭は熱くむくんでいる。小さい時から頭やおでこを何度も打撲したことがあるとおっしゃる。頭、顔面の打撲で気、血、水の滞りがある。首もムチ打ちをしているのでますます頭、顔の巡りが悪くなり慢性副鼻腔炎になっているものと思われる。傷の治りも悪く自然治癒力も低下している。鍼灸治療により全身の気、血、水の滞りを除き巡りを良くし、治癒力を高めると同時に、首もゆるめ頭、顔面部の巡りも改善するように治療し続けた。症状が出始めて10年以上経過しているので、改善するのに時間がかかったが、根気よく治療に来て下さり、3カ月を過ぎた頃から少しづつ変化し始めた。のぼせも改善し、首の痛みも軽減しはじめ鼻が詰まって苦しかったのに鼻汁がよく出るようになり少しづつ通りがよくなり出した。半年後には汗が出たことのないおなかや背中からも汗が出るようになり、全身が温まり巡りが良くなってきた。治療を続けていくなかで、それまで気づかなかった全身の症状に次から次に気づきはじめ、治療すれば改善していき、くり返すうちに1年半後にはすっかりお元気になられた。
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