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【主症状】：頭痛。５年前に交通事故でムチ打ちになり、その後しばらくしてから頭痛がするようになった。おでこから後頭部が痛く重い。病院の検査で異常なし、薬を飲んでも治らない。
【随伴症状】：目が痛い、疲れる、イライラ、喉のつまり、首、肩、背中のこり、動悸、足の冷え。
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5年前の事故の影響で首まわり全体が前も後も横もガチガチに固まっている。肩もガチガチで背中もパンパンに張っている。そのため上半身の気、血、水の巡りが悪くなっている。それで頭部の気、血、水も巡らず滞りがあり、そのことが頭痛を誘発しているものと思われる。鍼灸治療で全身の気、血、水の滞りを除き、巡りを良くするようにし、体の冷えを取り、芯から温めるようにした。
ムチ打ちでダメージを受けた首、肩まわりをゆるめる治療を続けると少しづつ、少しづつ改善しはじめた。そして、痛いところ、つらいところがハッキリ分かるようになってきた。目の上、額と首の後ろのつけ根、耳の下がより痛い。
鍼灸治療でその部分の痛みが楽になるにつれ頭痛の回数やひどさが改善しはじめた。初めの頃は週に１回、徐々に治療間隔をあけ、８ヵ月も過ぎた頃にはほとんど気にならなくなってきた。
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